神様の約束

 唯一の神様、この世を造られた創造主である神様は、人間を造ってご自分のいのちの息を吹き込み、いのちとたましいを与えられました。そして、人間を祝福し、この世を管理して統治する特権も与えてくださいました。ところが、人類最初の人間であったアダムとエバをはじめとする人間は神様に逆らい、神様のようになろうとする高慢の中で罪を犯しました。しかし、愛の神様は数えきれないほど人間の罪を赦し、ご自分の約束を守ってくださいました。この点で、聖書は絶えず神様に挑戦する人間、その人間を愛して赦される神様の記録だと言っても過言ではありません。罪を犯してしまった人間も赦して愛してくださる神様です。もし私たちが神様を愛し、神様に信頼するなら、神様はどうされるでしょうか。

 詩篇91篇にはこのような箇所が登場します。「彼がわたしを愛しているから / わたしは彼を助け出す。彼がわたしの名を知っているから わたしは彼を高く上げる。彼がわたしを呼び求めれば / わたしは彼に答える。わたしは苦しみのときに彼とともにいて / 彼を救い / 彼に誉れを与える。わたしは / 彼をとこしえのいのちで満ち足らせ / わたしの救いを彼に見せる」(詩篇91:14~16)。

 神様はご自分を愛する人を助け出すと語られます。ご自分の名を知っている人を高く上げると語られます。神様の名を知っているというのは、唯一の神様を認め、信じて従うという意味です。その人を神様は高めてくださるという約束です。そして、神様に祈ればその祈りに答えると語られます。それだけではなく、苦難の中で苦しむ時にともにおられ、苦難から救い出して誉れも与えると語られます。最後に、永遠のいのちを与えると約束されます。何という素晴らしい約束であり祝福でしょうか。

 人間が作り出した偶像の神々、存在しない神々ではなく、この世を造られ、創造主であり私たちを愛し、祝福と永遠のいのちを与える真の神を知り、信じて、愛して、祈りましょう。そうすれば、苦難の時に助け出されます。高く上げられます。祈りが成就されます。誉れを受けます。永遠のいのちを受け、人生が救われます。愛します。