結婚。この世は「結婚はしてもしなくても後悔するものだ」「結婚は墓場だ」などと冗談を言ったりします。これから結婚をこれから控えている人は、「どういう人と結婚したらいいのだろうか」「今までひとりで生きて来たのに、一緒に生活しても大丈夫だろうか」「夫として家庭を導けるだろうか」「母親として子どもをしっかり育てられるだろうか」と、いろんな現実的な悩みがあるかもしれません。でも、正しい結婚観が成立されているなら、結婚の悩みから少し自由になれます。神様は私たちの悩みをよく知っておられるため、聖書の中に具体的に結婚について教えてくださっています。
神様は最初の人間であるアダムを創造されました。しかし、アダムがひとりでいるのは良くないと考えられました。聖書の中の創世記という書には次のように書かれています。「神である主は仰せられた。『人が、ひとりでいるのは良くない。わたしは彼のために、彼にふさわしい助けてを造ろう』」(創世記2章18節)。神様は語られたとおりに、アダムのためエバを造られます。このアダムとエバの出会いが、人類初の結婚です。このふたりの結婚から、聖書が教える結婚について学ぶことができます。
結婚についての1つ目の教えは、結婚はするべきものだということです。神様が 「人が、ひとりでいるのは良くない」と言われました。つまり、独身よりも結婚するほうが良いということです。聖書の中には独身を認める箇所もありますが、それは一般的なものではありません。2つ目の教えは、結婚は男性と女性がするものだということです。それはアダムという男とエバという女が出会って結婚したことから分かります。残念なことに、最近は同性間の結婚を合法化する国が増えています。米国の多くの州は同性結婚を合法化しており、つい最近アジア圏で初めて台湾が同性間の結婚を認めました。本当に残念なことです。同性間の結婚が認められれば、子どもはどうやって生むのでしょうか。同性結婚を認めれば、最終的には人類が滅びてしまうことになるのです。そして、聖書が結婚について教えてくれる3つ目の教えは、結婚は男1人と女1人がするものだということです。簡単に言うと、ある国で認められている一夫多妻制などは、聖書が教えている結婚ではありません。
では、もう少し深く見てみましょう。聖書は神様が人がひとりでいるのは良くないので「助け手」を造られたと書いています。神様はアダムを助ける存在としてエバを造り、一緒に住むようにされました。つまり、結婚は助け手との出会いのです。結婚は、愛する人を助けるためするのです。愛する人がいますか。その愛する人を助けるためにするのが結婚です。このような結婚観を持って結婚するなら、相手の弱点を見つけても失望することなく相手の弱点を認め、その弱点をかばいます。助けるために結婚したのですから、相手の短所を指摘せずにそれを補完し合い、助け合うことができます。そうやって結婚生活を続けるなら、30年、40年過ぎても幸せな結婚生活が続くでしょう。
この他にも、神様は結婚についてたくさんのことを教えてくださっています。それはまた次回に書きたいと思います。結婚は神様がデザインされたものです。結婚はするべきものであり、結婚は男と女がするものです。そして、結婚はお互いを助けるためにするものです。愛します。