「愛します」

アメリカやイギリスなどの西洋では、自分の感情を正直に表現します。だから、恋人や夫婦の間で、お互いに愛の感情を表現します。でも、東洋の国は自分の感情を隠すのを美徳だと考える傾向があります。そのため、愛の感情を表現するのにも少し遠慮がちです。だから、妻が夫から「愛してる」という言葉を聞きたい時、夫の愛を確認したい時に、「あなた、私を愛してるの?」と尋ねたりもします。この時、夫たちはどのように答えますか。答えなかったり、答えても「なんだよ、今さら」とはぐらかしたりします。言葉にするのが照れ臭いからです。

でも、時には自分の心を正直に表現して、相手に伝えることも大切です。また、時には愛する心がなくても、相手に「愛します」と言ってみるのも良いことです。なぜかというと、私たちの口で告白した言葉のとおりになるからです。

聖書の中の神様は、「わたしの耳に告げたそのとおりをしよう」と言われました。この聖書の御言葉は、神様が私たちの口から出る言葉を聞かれ、私たちが言ったとおりにしようという意味です。

実際には、今は愛の感情がなくても、「愛します」と言うと、その人への愛が少しずつ芽生えて来るのです。「わたしの耳に告げたそのとおりをしよう」という神様の約束が、成就されるのです。「そんなの信じられない」と思う方もいるかもしれません。でも、これはすでに心理学的に、そして科学的にも証明されたことなのです。

こんな実験が行われました。白いご飯をそれぞれ別の場所で置いておきます。片方のご飯には「愛してる、かわいい」と、数か月間褒め続けます。別の方のご飯には「大嫌い、みにくい」などの文句を言い続けます。どんな変化が起こったでしょうか。褒められたご飯には白くて美しいカビが出ました。逆に、文句を言われたご飯には、黒くて臭いカビが出ました。この現象をちょっと難しい用語でピグマリオン効果、スティグマ効果と呼びます。

褒められたご飯に白くて美しいカビが出たのが、ピグマリオン効果です。この効果は、期待して褒めたとおりに、相手がなっていくことを意味します。例えば、子どもたちを褒めてあげると、もっと一生懸命努力します。そして、その努力の実が結ばれ、報われるようになり、次第に子どもたちは褒められたとおりになっていくのです。このように、私たちの口から出る言葉には力があります。「愛します」と言ったら、相手がそれを聞きます。すると、どのように感じますか。「ああ、私は愛されている存在なんだ」と感じます。そして、そのとおりになっていきます。

もう一つ重要なことは私たちが「愛します」と言ったその言葉を、私たちの脳も聞いているということです。その言葉を聞いた私たちの脳は、相手を愛するようになります。「愛します」と言ったら、私たちは他の人を愛する存在に変わります。

長く話しましたが、簡単に言うと結論はこれです。愛する皆さん、お互いに、相手に向かって「愛します」と言いながら生きましょう。なぜですか。神様は私たちの言ったとおりにおこなってくださるからです。

家庭はこの愛があふれるべき場所です。なぜでしょうか。職場で叱られ、人間関係に疲れている私たちが、力を受ける場所が家庭からです。父親ならば、今日子どもを抱っこして、このように話して見ましょう。「愛してるよ。」すると、子どもは学校で、または職場でもう頑張ることができるでしょう。イエス様の愛で愛します。

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